東大寺ボランティア 2016年2月22日

2016年02月22日 | 東大寺ボランティア

 わいず倶楽部の東大寺お水取りボランティアは2月7日、わいずの部活動「竹の会」のメンバー21人を含む会員計32人が参加し、籠松明(かごたいまつ)用の真竹12本を奉納した。

 その真竹は前日の6日、滋賀県長浜市高月町の雨森(あめのもり)地区で掘り出した。小雨が降る時はあったが、積雪はなく、参加者はヘルメットをかぶり、東大寺職員らと高時川沿いの竹林へ。昨年11月に選定して目印に赤いテープを巻いた竹を10キロ近い鉄製の「根突き棒」を使って、根が付いたまま掘り起こした。掘り出した竹を長さ約8メートルに切りそろえ、4、5人で1本ずつ肩に担いで約1キロ離れた仮置き場の駐車場まで運び、並べた竹をぞうきんできれいに拭った。

 全員が同市西浅井町菅浦の「奥びわ湖を望む宿 つづらお」に宿泊し、7日朝に竹を大型トラックに積み込み、バスで東大寺へ。「奉納 修二会(しゅにえ) 松明竹」と書いた和紙を手にした兵庫県尼崎市の川野原幸江さん(67)と同相生市の正影邦子さん(66)を先導役に、参加者らが竹を担いで裏参道の上り坂を上がって奉納。二月堂前で「安心安全」などと願い事を墨で書き入れ、堂内に入って般若心経を唱えた。

 初参加の堺市東区、吉村一夫さん(71)は「厳粛な気持ちになった。今年も元気に過ごせるようにと祈って奉納させていただいた」と話していた。

 お水取りボランティアは2月27日に竹灯籠を製作し、お水取りが行われる3月12日、竹灯籠で「ともしびの道」をつくり、参拝者の帰り道を照らす。

写真=(左から)根突き棒で真竹を掘り出す会員たち(長浜市高月町雨森で)、「お水取り」の籠松明用の竹をかついで奉納する会員たち(奈良市の東大寺で)

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