活動報告
俳句を楽しむ会 2014年10月27日
2014年10月27日 | 俳句を楽しむ会
秋晴れの京都御苑で吟行会
わいず倶楽部の俳句吟行会が10月16日、京都市の京都御苑で開かれ、秋晴れの下、56人が皇族や公家の屋敷が並んでいた頃をしのびながら俳句作りを楽しんだ。
参加者は4班に分かれ、各班にわいずの部活動「俳句を楽しむ会」のメンバーが指導役として同行。五摂家の一つだった九条家の庭園跡などを巡りながら、「『九条池』ではどこの池か分からないが、『御所の池』だと全国区になります」「今年出来た松ぼっくりは『新松子(しんちぢり)』という秋の季語です」と解説した。
午前中に1人が2句を提出し、昼食後に読売京都ビルの会議室に再集合。楽しむ会代表の中原一宏さんが「五七五のうち、真ん中は7文字を守ることが大切」などと説明し、「『吟行で空澄む御苑を深呼吸』では『を』を取ったほうが良い」と1句ずつ講評した。
神戸市北区から参加した安東妙子さん(74)は「俳句を始めて数年になりますが、吟行は時間が限られているので鍛えられます。今日は焦点の絞り方が良く分かって参考になりました」と喜んでいた。
写真=平清盛が建立した鳥居が残る九条邸跡で俳句を詠む参加者たち