活動報告
アプローチやパターの距離感をつかむには――大東プロのゴルフ指南
Q.アプローチやパターの距離感をつかむ方法を教えてください。
大東プロの回答
人間は、目が向いている方に意識が向く傾向があります。野球のキャッチボールでは、相手のグラブ(投げる目標)を見ることでボールを投げるイメージが湧き、腕を振りかぶり、投げる動作を自然に行えます。これに対し、ゴルフは下を向いたままボールを打つため、目標を見ることが出来ません。アプローチやパターで距離感がつかみにくいのは、そのためです。
試しに目標を見ながら、ボウリングのように下手投げでゴルフボールを転がしてみてください。ロングパットの距離感に苦しんでいる方でも、不思議と距離が合うのが分かるはずです。
次の練習ドリルは、目標(カップ)を見ながらのパッティングです。最後に目線をボールに向けた普通の構えに戻しますが、イメージはカップに残しておくこと。構えてからカップを2秒以上凝視し、イメージを頭の中に残したまま、目線をボールに戻します。ボールに焦点を当てずに、ぼやっと見るのがポイントです。
アドレスで目を閉じた時、カップのイメージが鮮明に残っていますか? これを視覚と意識の分離作業と言います。
アプローチも同様で、アドレス後に目標を2秒以上凝視し、意識を目標に残したまま目線をボールに戻します。頭の中に目標のイメージを持った状態でスイングすれば、最適な強さでインパクトが出来、飛距離も合ってくるでしょう。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
<詳しくはユーチューブの動画で>
写真=「頭の中に目標のイメージを持った状態で」と距離感をつかむコツを話す大東プロ(ユーチューブ動画より)
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