活動報告
最初と最後の3ホールで崩れないための対策――大東プロのゴルフ指南
Q.最初の3ホールと上がりの3ホールに崩れてしまう。対策はありますか?
大東プロの回答
アマチュアゴルファーが最初の3ホールでうまくいかない理由は、準備不足とメンタルにあります。
プロはスタートの1時間半から2時間前にゴルフ場に入り、ストレッチや打球練習、パッティング、ショートゲームを行います。スタートホールに立つ時には、その日の体調やショットの傾向、グリーンの速さなどが把握できているわけです。
これに対し、アマチュアはスタート直前に到着し、準備運動も素振りもしない人が少なくありません。精神的な余裕がないため、いつも通りにスイングできず、大きなミスショットにつながりやすいのです。寒い冬には、けがのリスクもあります。遅くともスタート1時間前には到着し、ウォーミングアップしましょう。
練習場がない場合は、クラブを2本ほど持ち、素振りします。汗ばむ程度に体をほぐしておきましょう。
後半の崩れは、体力不足が原因です。18ホールをラウンドする場合、昼食を挟んで約6時間にも及びます。体力づくりのため、日頃から歩くことをお勧めします。電車の1駅分を歩いたり、階段で上り下りしたり。スクワットも効果的です。
ペース配分も重要です。マラソンと同様に最初から飛ばし過ぎないこと。ゴルフを娯楽と考えている人ほど、後半に崩れやすいようです。昼食の食べ過ぎやビールの飲み過ぎを避け、スタミナと集中力を維持できるよう心がけましょう。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
<詳しくはユーチューブの動画で>
写真=「練習場がない場合も、ウォーミングアップのためクラブを2本持って素振りしましょう」と話す大東プロ(ユーチューブ動画より)
⇒これまでの「大東プロのゴルフ指南」はこちらから
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