活動報告
女子プロ どこを参考に――大東プロのゴルフ指南
Q.近年、女子プロの人気が高まっています。トーナメント会場で観戦する際、女子プロのどこを参考にすれば、自身の上達に役立つでしょうか。(50歳代男性)
大東プロの回答
まずはトーナメント会場の練習場に行ってみましょう。女子プロが工夫をしながらスタート前の練習をしているのを見ることができます。アプローチでは、片手打ちでボールを打っているプロが珍しくありません。右手、左手と片手で打つことで、それぞれの役割と感触が鮮明になります。
アイアンショットの練習をした芝生の跡も観察してください。ボールを打った先の芝生が規則正しく取れているので、スイングの反復性に驚くことでしょう。
アプローチ、バンカー、パッティングなどのショートゲーム練習場もお勧めです。スコアメイクに重要な役割を担っており、ショット練習と同等以上の時間を費やすプロが多いのです。
バンカーショットが苦手な方は、女子プロが力まず簡単にバンカーから脱出している様子を見てください。不安があると力が入り、スイングのリズムが速くなり、ボールの手前をたたいてしまいがち。ゆったりと滑らかにクラブヘッドをボールの間際に落としているプロの姿を目に焼き付けるだけでも価値があります。
パッティング練習に器具を持ち込むプロも増えています。フェースの向きとストロークが意図したものと合っているかどうかをチエックしているのです。自宅でもできるので、ぜひ自身の上達に役立ててください。
華やかさが目立つ女子プロの世界ですが、地味な練習の裏付けがあってこその活躍だと分かるでしょう。
(日本プロゴルフ協会 A級ティーチングプロ 大東将啓)
<詳しくはユーチューブの動画で>
写真=(左から)「クラブヘッドの重みを感じてゆっくり下ろすのがアプローチのコツ」と話す大東プロ(兵庫県西宮市の読売カントリークラブで)
「片手打ちでクラブに仕事をさせることを覚えて」と話す大東プロ(兵庫県西宮市の読売カントリークラブで)
⇒これまでの「大東プロのゴルフ指南」はこちらから
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